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1.公式問題集はETSが発行した唯一の問題集
ETSとはTOEICの制作を行っている団体のことです。みなさんは、このETSという団体をご存知でしょうか?知らないという人が多いかと思うので、軽く書いておきます。
ETS(Educational Testing Service)とは、TOEICの他にもTOEFL、SAT(全米大学入学共通試験)、GRE(大学院入学共通試験)を含むテストプログラムを開発している世界最大の非営利テスト開発機関もことをいいます。
ETSにより制作されたテストは世界180カ国以上で実施され、毎年延べ2,400万人が受験しています。2,500人以上のスタッフを擁し、そのうち約1,100人は、教育、心理、統計、心理測定、コンピュータサイエンス、社会学、人文科学の各分野でトレーニングを受けた、テスト、教育、リサーチに関するエキスパートで構成されています。このほかにも教育分野における調査研究など、幅広い活動を行っています。
簡単に言うと、アメリカにあるテストを作るためのエキスパートたちが集まった集団です。TOEIC講師を否定するつもりはないですが、ETSのテスト制作はその部門のエキスパートが作っていることになります。なのでTOEICの問題って簡単にまねできるものではないです。
それくらい、公式問題集は優れています。
TOEICに申し込んだけど、公式問題集を持っていないって人は他の受験者より不利といっても過言ではないと思います。テストを受ける方で公式問題集を買っていない方は間に合うのであればすぐに買うことをお勧めします。
TOEICの傾向は日々変わってきているので、参考書を選ぶ場合にも比較的新しいものを選ぶことは重要です。
TOEICは新形式に移行したので問題集も新形式に対応したのを買うべきです
2.公式問題集の問題は最も本番に近い
公式問題集は、TOEIC公開模試をつくるために問題の候補として何パターンも作るわけですが、その中で公開模試になれなかった問題たちです。
裏を返せば、もう一歩で公開模試になっていた問題なんです。要するに、最も公開模試に近いわけです。
私は、周りの友達からお勧めの参考書をたまに聞かれたりするのですが、一番のおすすめは公式問題集と答えるようにしています。がみんななかなか買わないんですよね。
一番の理由は、2回分の模試に対して約3,000円という値段だと思います。参考書にしてはちょっと高めですよね。
でも、私からすれば、公式問題集を買わずに公開模試を受けるなんて模試代のほうがもったいないです。得点をあげるためには逆に公式問題集をやるのが一番コスパが良いと思います。
みなさんはどう思いますか!
私の考えでは公式問題集は自信を持ってお勧めできます。
3.TOEICの模試は一気に解くべきか
模試をリスニングとリーディング続けて解くか分けて解くかですが、もちろん一気にといた方がいいと思います。
実際のテストと同じリスニングからリーディングの順で解くのが理想です。集中力が続くかどうか不安な人一度もTOEICテストを受けていない人は続けて解きましょう。
私は模試を解いたあとにすぐに答え合わせや単語の確認をしたい派なので、1つの模試を解こうと思うと3~4時間くらいかかってしまいます。(普通に解く時間+丸付け+解説をじっくり読む)4時間まとまった時間を確保するのは難しいことが多いのでリスニングとリーディングを別々の日にやることが多いです。
TOEICの模試を解く利点と理由としては、
①時間を耐え抜く体力をつける。
②問題のパターンを身に着ける。
③時間配分を出来る力を付ける。
④弱点を見つけて補強する。
などが考えられますが、私の場合は④が多いです。私は④のために模試を解いているようなものなので、やり直し・復習に問題を解くのと同じぐらいの時間をかけています。
目的に合わせて自分でやり方を決めましょう!
模試は必ずしも一気に解く必要はないですが、時間配分を身に着けるためにもリスニングは1回で全部、リーディングも1回で全部やることをおすすめします。逆に、まとまった時間が取れないために、模試を全然解いていないのは問題です。忙しい方がリーディングとリスニングに分けて模試を解くのもありだと思います。もちろん基本は2時間通して解くことですが、実際それが出来ない人も多いと思います。1日半分でもいいので模試を解くことは得点アップにつながるのでぜひ模試を解いて得点アップしましょう。
4. TOEIC模試 公式問題集 おすすめ
私自身が解いた問題集でおすすめ順に並べていきます。
公式TOEIC Listening & Reading 問題集2
公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 1
定番ですがまずはこの公式問題集を解くのが良いと思います。
TOEIC公式が出版している本なのでレベルも公式標準レベルでリスニングの音声も本番と同様のクオリティーでありTOEIC公式ナレーターが読んでいるのでスコアアップに直結します。
この公式問題集を3周すればかなりの高得点を期待することができます。
ここからはこの問題すべてを解き終わってさらに800点以降目指す方は、さらに問題数を解いていくことが大事だと思います。
新形式問題対応/CD-ROM付】 TOEIC(R) L&Rテスト 至高の模試600問
新形式に対応しており普通の公式問題集は2回分の量なのですが、この本はなんと600問収録されており
3回分解くことができるのでコスパも良いです。
問題のレベルも標準から少し上くらいのレベルで模試の練習としてはかなり良い本だと思います。
TOEIC(R)テスト 新形式精選模試 リスニング(CD-ROM1枚つき)
問題のレベルも公式より少し難しい程度で、かなり良質です。
新形式に対応もしているのでスコアを上げるのにベストです。
CD‐ROMでpart3や4のみならず、1と2も設問ごとでトラックが分けられていて復習もしやすい!
解答解説ページにも問題文が掲載されているので見開き1ページですべて確認することができるので復習も非常にしやすいです。
正答率のパーセンテージが書いてあるので、どのくらいの難易度の問題が解けているのか、解けていないのか時運のレベルを確認することができます。
リスニングと同じリーディングもおすすめの本です。
模試5回分のリーディングが入っており十分模試対策が可能です。
問題のレベルは公式より少し難しいレベルでしっかり読まないと解けない問題や
ひっかけ問題などもあるのでこの本での点数よりも本番は少しスコアが上がる可能性もあるくらいです。
かといって難しすぎるほどでもないのでリーディングで350点以上を目指す方はやる価値があると思います。
5回分のテストが掲載されているので、どのくらいのペースで回答すれば一番点数がとれるのかを、
試行錯誤ができます。何問正解で何点なのかの換算表が掲載されているので、正確に自分の現状を把握でき弱点を補強することも可能です。
5.まとめ
公式問題集を解くことはスコアアップに欠かせませんがただ解くだけでなく、かならず復習をしましょう。
一度解いただけで終わるのは本当にもったいないです。最低でも3回は解きなおすことが大事です。
次回は公式問題集の解き方や復習の仕方などをまとめでいきます。